長尾街道は藤井寺市役所付近だけ南に迂回した理由

街並み

堺市から東進した長尾街道は藤井寺市小山1丁目で突き当たる。

ここを右折した後、南側を走る堺大和高田線を越えて次の角を左折する。

上の写真は交差点から左折した(東)を見た写真

この一角は昔の家が残っている。

そのまま東進すると葛井寺市役所の南側を通る。

下の写真は左に見える市役所の裏口

ちなみに正面は北側の堺大和高田線に向いている。

この付近だけ堺大和高田線と長尾街道の南北の位置が入れ替わっている。


市役所前を東進してしばらく進むと右手に見える藤井寺中学校

 

そのままさらに進むと前方に西名阪自動車道の高架が見えてくる。

この先の藤井寺インター出入口付近で街道はもう一度堺大和高田線とクロスして北側に位置する。

藤井寺市が作っている長尾街道の説明を見ているともっと昔は大津道として、小山から林に向けて点線が伸びていて允恭天皇陵の北側に向かっているルートが見られる。

なぜルートが変わったかの説明に、時代が変わって管理の在り方が云々と書かれていた。

しかし、私はグーグルマップを見ていて思う。

林から允恭天皇陵に向けては小山までの延長線上に道が付いているように見える。

なのに藤井寺インターの付近だけで街道が『ヤマタカ』より南にあるのはこの付近の北側部分の土地が低いからではないかと。

しばしば大雨の時に水没して街道として使い辛くて迂回しないと活けなくなったのではないかと。

実際に移動してみると小山1丁目から左は緩い下り坂で津堂城山古墳の方に出る。

右に曲がって藤井寺駅方面は上り坂になっているし、

外環状線を越えてから東も土師の里駅に向かって上り坂になっている。

だから昔の大津道になっているルートってこの付近だけ周りより土地が低い。

排水の悪い状態で大雨が降ると当然水没するから街道として使えなくなる時期が出来る。

そうすると人は水没しない南に迂回する道を通らざるを得なくなるので、自然とコースが変わってしまったのではないかと考える。

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高橋一郎

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