ターミネータースタイルとサマーウォーズスタイル

私たちが言語情報処理をする時に何処に映像を作っているかを考えてみたい。

それをするにあたって、2つの有名映画を紹介しましょう。

ターミネーターとサマーウォーズ。

ターミネーターはハリウッド映画で英語圏の作品。

サマーウォーズは細田守監督製作で日本語圏の作品。

どちらもテーマは人類VSネットワークシステム。

ターミネーターの人類代表はサラ・コナーとジョン・コナー、対するはスカイネット。

サマーウォーズの人類代表は健二君と夏希先輩と佳主馬(カズマ)対するはオズ。

実はこの2作品、テーマは同じだが、バトルフィールドが決定的に違う。

コナー親子は自分が生きている現実世界でスカイネットが未来から送って来た殺人マシーンと戦う。

それに対して、日本の3人はコンピューターの画面の中でオズとアバターを使って激戦をする。

このバトルフィールドの違いは何故、生まれたのか?

言語情報処理をするにあたって、絵を画く場所の違いとして考えてみる。

 

私が中学校で初めて英語と接触した時の話。

日本語だと人称、単複に関係なく、人は『いる』。物は『ある』。で済むのに、英語だと

1人称単数I am  2人称単複同型You are      3人称単数 He(She)is     3人称複数They are

1人称複数We are

と習う。私は困った。

まず、単数形と複数形の違いに戸惑う。そしてYouだけ区別が無い。

何故そうなるのか分からない。丸暗記すれば良いのだろう。でも中々、覚えられない。

ここから私の苦労が始まる。

 

ここで、英語と日本語の視点の違いとして捉えてみよう。

まずは日本語、サマーウォーズスタイル。

コンピューターの画面の中に『私が居ます。』として配置する。

そしてその他にも貴方や、あなた方を配置。

彼を彼らを私たちを配置しようが消去しようが、画面を見ながらその画面の中に世界を作っている私との立ち位置は何も変わらない。

だから全部、『いる』で構わない。

 

次に英語、ターミネータースタイル。

I amは世界の中心にいる。そして私の周りに全方向に向けて言語情報処理空間を拡げる。

この言語空間の中では私がゲームマスターとして私の世界を作る。

だから、I amはこの空間の中では特別な存在となる。

次にYou are  単複同型 授業では何故そうなるかを教えてもらえなかった。

日本語に訳すのに貴方なのか、あなた方なのか分からない。

英語ってバカみたいに単数と複数の区別にこだわるのにどうしてYou are は気にしないの?

ヒントは海外旅行に行った人が買い物をした時の店員さんに対する不満の声にあった。

その店員の態度が、日本風おもてなし感ではなく、

『お前なんか私が居なければ最初から存在しないんだよ。』

そんな態度だったと言う。

そこでかんがえる。Youは最初からこの世界に単独では存在できないのではないかと。

つまり、You are  はIが存在する世界にIと対立する人として登場する。

人数を数える時は常にIが一人目でYouは二人目以降の存在となる。

実はYou areが登場する時は常に隠れキャラ&IがいてYou&I are となっているとしたら、

最初からYou areには単数形が無いと言われても納得できる。

『お前なんか私が居なければ最初から存在しないんだよ。』

 

ここで問題。

2人称が単独で存在出来なければ、3人称も単数で存在できないはず。

なのに何故、He(She) is  があるの?

is は私Iとはs別の場所にいる。

He(She)をIがいる世界に召喚する時にIと同じ場所に一人目として登場させられないので、Iとの間に結界を張って、結界の向こう側に配置する。

そしてIとHe(She)は空間的共有を持たない状態を作る。

そこで3人称単数(彼や彼女)は見えてはいても私とは直接タッチできない。私とは別の世界にいるとする。

 

すると新しい問題が発生。

3人称複数はIと空間共有を持つのか?

物事の当事者でなく、出来事に直接接触は出来なくてもThey  areは観客席にいて、そこから声援は送れるものとする。

 

最後に1人称複数We areに戻る。

You and We are の時は1対1の対戦ではなく、複数対複数の対戦になる。

この時に同チームにいる仲間をWe are  とする。

あくまでもWeと言えるのは仲間だけ。

You はIとは反対方向を見ているが、WeはIと同じ方向を見ているグループと考える。

以上、それぞれの立ち位置の違いを考えて見ました。

ただし、これは私の周りに絵を画くときの話です。

自分の周りに絵を画くのではなく、手持ちスマホの中に保存された過去の話を再生する時は話が変わります。

それは別の機会に考えたいと思います。

 

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高橋一郎

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