先日から複数回にわたり前置詞preposition の話をしてきましたが今日で一応、前置詞の話は終わります。
以前より英語のpreposition に対応する日本語の品詞は存在しないとの話をしています。
その理由も英語人と日本語人の物の見方が違うからとの考察をしていますが、ここでもう1度書きます。
英語人はネコ科の肉食動物のように狙った獲物を視線の先にロックオンして右に左に逃げるそれを追いかけるの得意としているのではないか。
それに対して日本語人は草食動物のように広い視野を持っていて、接近する天敵にいち早く気付き逃げ出すための目を持っているのではないか。
左を見ている間に右から接近された天敵に食べられるようでは生き残れないから。
この差を人類が言語によるコミュニケーション能力を手に入れた頃にさかのぼるのではないかと考える。
アフリカに発生した人類が世界中に拡散していく中で、個々の強さによって個人プレーで生き残る民族と強敵に対して集団で戦うのを得意とした民族に分かれた時に言語スタイルも別れたのではないかと私は考える。
集団で戦うのを得意とする人たちはより強い個に立ち向かう時にグールプ内にて同じ画面を共有している方が戦ううえで有利になる。
この時に一々preposition を使って次は離れた場所に絵を画くからそちらに目線を向けてとか、前を見て、後ろを見て、今度は上、次は下のように目線誘導する言葉なんて使っていると面倒になる。
それよりも最初に絵を画く場所を目の前の画面全体に固定してしまう。
そしてその画面全体が互いに見えているようにしてしまう。
すると次は右、その後で左に画くからね、のように目線誘導する言葉の必要が無くなる。
だって、お互いに画面全体が見えているのだから。
その方がグループ内で同じ画面を共有してチーム全体で戦い易くなる。
だから日本語には次に絵を画く場所の事前予告は無い。
以上を踏まえた上で目線誘導を意識してみよう。
今までに書かなかった前置詞の話
劇的ビフォーアフターで日本語になったbefore と after。
家のリフォーム前とリフォーム後、「何と言う事でしょう」軽妙なナレーションと共に時間軸上で目線を前後に移動させた映像が紹介される。
between は2点の間で元はby two から来ている意味らしい。「2つのそば」で結果的に2つの間になる。
映像的には2点の間の全体を覆っていても良いし、どこか1点で、どちらかに偏っていても良い。
両者の間を目線移動させてその場所を探す。
amongは3点以上に囲まれてと理屈上はなるが、映像的にはもっと多くの物や人に囲まれている場合の方が多い。
その時は囲まれている中の対象者を囲んでいるものの中から探さなければいけない。
across は予め引いてある線を横切る形で目線を動かす必要があり along は引いてある線に沿って目線を動かす必要がある。
throughはトンネルや小道を通り抜ける目線の動き。
during は~の間中、beyond は~を乗り越える。
outside 、ある範囲の外側に目線を向けろ。
inside 、ある範囲の内側に目線を向けろ。
without も離れた場所への目線誘導だが、これはwith が『を伴う』に対して、を伴わない『~なしで』の使い方がある。
他にもあるりますが、このくらいで置きます。後は辞典で見た時にそのような意識で見てください。
最後に他の場所で既に書いていたので今まで書かなかった of の確認。
of は他の前置詞と違って、上下、左右に目線誘導をしていない。
ズームインとズームアウトで目の前の映像の画面サイズの調整をしている。
the leg of the table 『テーブルの脚』
ですが、これは最初に脚だけが見えていてそこから目線カメラをズームアウトするとテーブル全体が見える形。
逆にthe house is made of wood. 『その家は木で作られている』
最初に遠くから家全体が見えていてズームインすると、その材質がはっきりと見えてくる。
a spoonful of sugar 『スプーン1杯の砂糖』
スプーンの上に山盛りの白い粉、ズームインするとその正体は砂糖。
the name of the town 『町の名前』
向こうの方にネームプレートが沢山見えるけど、あのネームプレートの集合は何?
近付いてみると、色々な町が書いてある。
one of the boys 『少年の中の一人』
1人、1人って何どういう事?ズームアウトしたら、周りに沢山少年が見えて来た。
man’s discovery of fire 『人類が火を発見した事』
人類の発見って何?人は過去に沢山のものを発見しているけど。
エッ、この本のこのページにズームインしろって、ア~分かった。火の話をしたいんだね。
of の意味は辞典で調べると10個以上の用法が出てくる。
でもこんな感じでズームインしたりズームアウトしたりするとそれらを同じ絵の作り方に集約できる。
ちょっと特殊な目線誘導の仕方なので、前置詞の話の最後で再確認しました。
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