英文を読む時に出てくる仮の主語、これが出ると目が左右に泳ぐから嫌。
He said, ‘Thank you.’ 『彼は言った、ありがとうと』
He が主語でsaidが述語動詞の基本形で左から右に目が移動する。
It was hard to say ‘Thank you.’ 『ありがとうと言うのは難しい』
本書ではto sayは述語動詞ではないが、動作を表現しているのには変わらないのでto sayの主語も
Itであるとしている。この時にItは誰かはっきりしないが前後の意味からおそらく著者の意見だと推定している。
文法書でよく見かけるItは仮の主語で、真の主語は後ろにあって、、、のような説明はされていない。
この考え方だと目が真の主語を探して左右に泳ぐのが嫌だった。
この課ではIt wasの説明が詳しくされていないが、本書の流れから言うとIt wasは主語+述語動詞として考えるのは当然としている。
Itを仮の主語としていない。
It was hard for him to say ‘Thank you.’ 『ありがとうと言うのは彼にとって難しい』
ここで出てくる for him を意味上の主語と表現している。
あくまでもIt wasがS+Vで for him が意味上の主語S’であり、動詞 to sayを持つとする。
本書は出だしから前置詞の付いた名詞は主語になれないとの立場なので当然、 for himは真の主語ではない。しかし、意味上の主語にはなりうる。
そして意味上の主語を持つのはto不定詞だけではなく、分詞や動名詞でも有り得るとする。
気にしなければ言葉のあやで流れるかもしれないが、私は仮の主語S’と言う表現が嫌だった。
本書はIt wasをS+Vとしたままで後ろに意味上の主語S’を持ってくる。
こちらの考え方の方が目が左右に泳がなくて済むから好きです。
1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。
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